操縦する自家用機を誤って滑走路ではなく誘導路に誤着陸させた米俳優ハリソン・フォード(74)が、航空管制官との通話で「誘導路に着陸した愚か者」と名乗っていたことが明らかになった。このほど、フォードと航空管制官との通話記録が公開され、管制官が「大した問題ではない」と語ると、フォードが「私にとっては大事なことです」などと語るやりとりがあったことが明かされた。

 フォードは先月2月13日にロサンゼルス郊外の空港で、離陸待ちをしていた乗客乗員116人が搭乗する旅客機の上空を飛行し、滑走路と平行に走る誘導路に着陸。その様子を撮影した映像も公開されていた。米連邦航空局(FAA)が原因を調査しており、安全規則違反が認められた場合は免許停止になる可能性もあると言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)