俳優妻夫木聡(36)が28日、都内で、主演映画「愚行録」(石川慶監督、公開中)のトークイベントに出席した。

 同作で妻夫木は、満島ひかり(31)と複雑な兄妹を演じている。満島は別の日のイベントで、役作り上、妻夫木にあまり話し掛けないようにしていたことを語った。

 それを聞いた妻夫木は「満島ひかりさんは、普通に話してきましたけどね。『元気~?』って。気のせいかなあ…。まあ、自由奔放な人なんです。南の方の人なので陽気なんです」と、沖縄生まれの満島の様子を振り返った。

 また、ラストシーンの印象的な表情について、妻夫木は「OKいただいても本当に良かったのか、悩ましかった。関係者が見る初号試写の時、監督に『あれで良かったんですかね』と聞きましたし、公開1週間前になってもメールで『あれで良かったんですかね』とやりとりしていました。今でも分からない」と明かした。

 ただ公開後、作品を見た人が「最後の表情が何とも言えなかった」と言ってくれたそうで、妻夫木は「映画っておもしろい。生きているんだなあと感じさせるシーンになりました」。イベントには石川監督も出席。