演歌の新人歌手・丘なる実が29日、都内で「HAPPY音楽事務所歌謡祭」に出演し、デビューシングルの「赤い雀のブルース」とカップリング曲の「人生街道」、さらに「嘆きのキリギリス」の計3曲を熱唱した。

 出身地の福島県などから多くのファンが駆けつけ、赤いドレスに身を包んで歌う丘に向けて「丘なる実、応援するぞー!」と声援が飛んだ。

 往年の青江三奈を連想させるハスキーボイスが特徴で、「この声を武器に歌謡曲を盛り上げていきたい」と意気込む。福島・いわき市から上京し、ラーメン店などの深夜バイトをしながら歌手を志してきた。関係者の間で「藤圭子の再来」とも称されるスケール感を武器に、飛躍を狙っている。