シンガー・ソングライター高橋優(33)が、朝日放送「夏の高校野球応援ソング」とテレビ朝日系「熱闘甲子園テーマソング」を担当することが29日までに、決定した。球場に足を運んだり、高校球児に関わる人々に話を聞くなど、地元・秋田を含めた各地で、楽曲制作用の取材を行う。このほど早速、春の選抜高校野球大会が行われている甲子園で試合観戦した。

 甲子園はテレビ企画で訪れたことはあるが、本格的な観戦は初めて。「スタジアムでライブをしたり、見に行くことはあるけど、野球をやる時はこんなに広いんですね。声援などいろんな声が飛び交うけど、ヒットなど何かが起こるまでは意外と静かですね」。スタンドの様子にも目を向け、声援や緊迫した場面での静寂にも耳を傾けた。

 その結果、テーマとして着目したのは「声と音」。「ライブで聴く声は、スピーカーやマイクを通しているけど、生の声は意外と野球ならでは。人に本気の声を出させることは容易じゃない。野球経験がない自分だからこそ、見える視点があると思う」。「熱闘甲子園」テーマソングは、ファンキーモンキーベイビーズの10年「あとひとつ」などヒット曲も多い。「野球をやっている人たちに、花を添えられるような曲になれば」と後押しを約束した。