演歌の血、フォークの魂…を込めて等身大のメッセージを伝えるシンガー・ソングライター小田純平(59)が2日、名古屋・今池ガスホールで全国ライブツアー「音楽にできること-散歌-」をスタートした。

 4月15日に還暦を迎える小田は今春、2枚のCDを同時にリリース。シングル「うたうたい~Only Way~」とセルフカバーアルバム「~散歌~」で、今回のライブはこの2枚を引っさげて行う全国ツアー。「初日でちょっと緊張しています」と言いながらも、約200人のファンを前にオープニングから小田ワールドを全開させた。

 「還暦を迎えるにあたり人生を振り返り、いろいろ思うこと、考えることがたくさんあります。その思いを歌に込めてこれからも伝えていければと思います」

 アップテンポな曲からギター1本での引き語り、また軽快なトークを挟みながら「東京迷い猫」や「母のマフラー」など名曲を披露。これまで多くの歌手に楽曲提供し、原点回帰とも言えるセルフカバーアルバムからは数曲をメドレーで、そして最後は最新曲「うたうたい」で締めくくった。

 この後、全国ツアーは8日の東京など7公演が行われる。