女優柴咲コウ(35)が主演し、2日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第13話の平均視聴率が、関東地区で13・1%だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・9%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 2日の回は、井伊家の領主として名乗りを上げた井伊直虎(柴咲コウ)。幼い虎松(寺田心)が元服するまでの間、後見として国を治めることを宣言するが、家臣たちは反発する。虎松の母・しの(貫地谷しほり)も直虎の勝手なふるまいを認めようとしない。ある日、領主が代替わりしたことを聞きつけた瀬戸村の農民・甚兵衛(山本學)が直虎のもとを訪れ、借金の棒引きを意味する「徳政令」の発布を求める。直虎は発布を約束し、銭主(せんしゅ)の瀬戸方久(ムロツヨシ)に借金の棒引きを頼むが、井伊家も方久に大きな借金がある事実をつきつけられる。直虎は方久を家臣に加え、方久に年貢が入るようにすることで借財返済の猶予を約束させる策を思いつく。そんな折、瀬戸村の農民らが「徳政令」を今川に願い出たという知らせが入る、という内容だった。