元テニスプレーヤーでスポーツキャスターの松岡修造(49)が3日、都内で、タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校に合格した長女、恵(めぐみ)さん(17)について、喜びを語った。

 兵庫県宝塚市内の同校で105期生の合格者40人が発表されたのは先月30日。26・1倍の難関を突破した恵さんのことをメディアが大きく報じた。「やりたいことをよく貫いた。おめでとう。頑張って欲しい」。松岡の娘ということで注目を集めていることに「ビックリしているのではないか」とおもんぱかった。松岡が現役時代の95年、ウィンブルドンで8強入りした時のことを引き合いに「あれでも新聞の1面にはなっていないからね」。

 熱血指導で知られる松岡だが、テニスプレーヤーとして、恵さんを自らの手で育てようとしたことは「ゼロです」と否定した。「自分の子どもだと感情的になっちゃう。熱くなるのは、スイッチを入れてからだから自分でも分かっている。でも、自分の子どもに対しては、そうはいかない」と、肉親の愛情ゆえに冷静な判断ができなくなってしまうからと説明した。

 松岡は実母をはじめ、親族に宝塚OGが多く、小さいころから宝塚に親しんできた。恵さんの合格で「より宝塚が好きになった」と終始笑顔だった。

 WOWOWで15日に放送する特別番組「WOWOWテニスデー APRIL」(午後0時半)の企画コーナー収録後に語った。