極楽とんぼの加藤浩次(47)と山本圭壱(49)が3日、都内で「AbemaTV開局1周年お祝い会」に出席し、生放送の新レギュラー番組「極楽とんぼ KAKERU TV」(4月27日スタート、木曜午後9時)の放送が決まったことを発表した。山本の復帰後、ラジオをのぞき、初のコンビでのレギュラー番組となる。

 山本は06年7月の淫行騒動以来、約10年間の謹慎生活を送り、昨年復帰した。この日は復帰後初の会見となり「お久しぶりです」と頭を下げてあいさつした。 2人は先月4日から5日にかけて、24時間の生放送特番として同番組を放送していた。その際に同TVの藤田晋社長が直々にレギュラー番組の開始を示唆し、感極まった加藤が涙を流す展開となっていた。加藤は当時について「泣いてないですよ。号泣とか書かれてましたけど」とはぐらかし、山本から「お前も泣き虫になったなあ」とイジられると「お前はちょっとは泣けよ。お前のせいでいったん本当に号泣してるんだからな」と突っ込んだ。

 同番組では、2人が汗を流しながらさまざまなことに挑戦していく。加藤は「現状、我々にはマイナスしかない。プラスがあるとすれば、山本さんは(番組で)骨折しても苦情が来ないと聞いている。今の芸能界でそういう芸人さんやタレントさんはいないですよ。命をかけるということです」。

 山本も「加藤さんの言う通りです。失うものはないです。大丈夫です」と意気込んだ。久しぶりのコンビ活動となり、加藤は「会ってみたら意外と変わってなくて、全然大丈夫だなって。僕の言うこと聞いてくれるようになってましたよね。前は全然聞いてくれなかったのに。それが1日でも続いてほしいなと思います」と話し、山本は「何かあったんでしょうね」と応じて笑わせた。

 この日はお笑いコンビ、スピードワゴンの井戸田潤(44)と小沢一敬(43)、矢口真里(34)柴田阿弥(24)も出席。矢口も13年5月に不倫騒動で芸能活動を休止していた過去があり、加藤が「この2人の組み合わせいるよね」と矢口の隣に山本を立たせた。2人は「どうもどうも」と言いながら互いに頭をかくしぐさを見せて笑わせた。謹慎経験者としての助言を求められた矢口は「AbemaTVを支えてくださっている方って本当に優しいので、ありのままの山本さんが私は見たいなって思います」と話した。山本は「(謹慎中に)宮崎にいたので、テレビが2チャンネルしかなくて、(矢口を)見る機会があまりなかった。復帰することになって戻ってきた時には矢口さんはすでにバラエティー(の人)になっていた」と笑わせた。

 また、山本には、昨年12月のひき逃げ事件による謹慎から先月30日に復帰したばかりのNON STYLE、井上裕介へのメッセージが求められ「とにかく頑張っていこうということです」とエールを送った。加藤も「NON STYLEもまずは舞台からってなってるんで、いずれ(自分たちの)番組に出てほしいよね」と話した。