中条きよし(71)が5日、都内で新曲「煙が目にしみる」発売記念発表会に出席した。所属レコード会社が6年ぶりに徳間ジャパンに復帰し、所属事務所も移籍しており、新たな1歩を踏み出した。

 同曲はヒット曲「うそ」同様、たばこがテーマ。「最初に話を聞いた時は、この禁煙時代にいいのかと思ったよ。でも逆に喫煙者の応援ソングかな」と笑顔で話した。

 1日60本を吸う愛煙家だったが、禁煙に成功した。「ある日たばこを吸ったらまずくて。ちょうど『うそ』の高音が出にくくなっていた時期で、『これは(たばこを)やめろ』と言われているのかなと思って」と禁煙のきっかけを話した。それでも「たばこは色気があるよね。吸うなら、時と場所を選べばいいと思うよ」と喫煙者を気遣った。

 順風満帆に見える中条だが、昨年は「何だか意欲がわかなくてだれていた。年のせいなのか、疲れなのかな。でも71歳になって、またやる気が出てきた。実は映画もやくざ映画を1本撮り終えている。長年断ってきたVシネマもやる」と話した。

 新曲PRのため、ショッピングモールキャンペーンも予定しており「この曲はぜひ生で聞いて欲しい。ムードに浸って欲しいです」とアピールした。

 この日の司会は所属事務所が同じサヘル・ローズ(31)が務めた。