7日夜、3年4カ月ぶりにステージに立つ桜田淳子(58)が、この日午後1時15分ごろ都内の約100人の報道陣が待ち構える会場に入った。

 タクシーに乗って現れた桜田は、ブルーのストライプの入ったシャツに、帽子をかぶり黒縁のメガネ姿。

 車から降りた桜田に、ファンが「淳子ちゃん」と駆け寄り握手を求めると、笑顔で応じた。また、報道陣にもみくちゃにされながら「体調はどうですか、喉の様子とか」「今の心境は」などと質問を受けると、無言だがガッツポーズを見せた。

 桜田は、午後6時半から開催される「スクリーン・ミュージックの宴」で、40周年公演以来3年4カ月ぶりにステージに立つ予定。

 桜田は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる騒動以降、芸能界から一線を引いていた。久しぶりの芸能活動に、今月4日には全国霊感商法対策弁護士連絡会が反対声明を出していた。

 声明では「芸能活動などを契機としてタレントとして反社会的組織活動を増長させる」とし、紀藤正樹弁護士は「記者会見をして自分の考え方を公言してほしい」と桜田に呼び掛けていた。