故鳳啓助さんとの夫婦漫才の元祖で、TBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」でも親しまれた女優京唄子(きょう・うたこ)さん(本名・鵜島ウタ子=うじま・うたこ)が6日午前10時33分、肺炎のため、大阪市内の病院で亡くなった。89歳だった。10年の「渡る-」出演を最後に、表舞台からは退いていた。

 タレント西川きよし(70)が7日、NHKの新レギュラー番組「ごごナマ」の放送後、大阪市内で取材に応じ、京唄子さんの死を悼んだ。「きっぷのいい、おとこ気のある、マルチな人でした。姉のような存在でした。楽屋でも、すごくオーラがあった」。何度もお見舞いに行こうとしたが、家族から丁重に断られ「メリハリのきっちりしていた人でしたからね」と語った。