関ジャニ∞横山裕(35)が10日、都内で行われた主演舞台「上を下へのジレッタ」の製作発表会見に出席した。

 冒頭のあいさつで、「今稽古が本当に毎日ハイテンションで進んでいます。僕にとっても、初めてづくしの挑戦で、こんなにも歌あり踊りありの演劇というのも初めてで。すごい化学反応が稽古場で行われていて、毎日が刺激的です。自信を持っておすすめできる作品だと思っています」とアピールした。ボイストレーニングも行っているという。「いや~大変やな、という感じ。関ジャニでも、こんなに歌とダンスがあったかな」と笑った。

 主人公の野心あふれるテレビディレクター、門前市郎を演じる。野心家ディレクターと会った経験について聞かれると、「今はああいう人はいなくなってきているんじゃないですか。コンプライアンス問題とかで。肩身の狭い思いをしていると思う。今こういう人がいたらどうなるんやろうな、と思うような人を演じたいですけどね」と答えた。野心家を演じるにあたって参考にした人物を聞かれると、「野心家でパッと出てきたのは、うちのメンバーの村上(信五)ですね。お金好きですからね~。参考にはしてないですけど」と答え、笑わせた。

 空腹になると絶世の美女になる歌手、小百合チエを演じる中川翔子(31)は、「漫画原作の舞台で演じるというのが念願でした。しかも手塚治虫先生プレッシャーもあります」と喜んだ。「主人公の門前市郎のように、横山さんもすごいカリスマ性を持ってらっしゃるので、現場でも『ボス、ついていきます』という感じです」と笑顔で話した。横山の印象を聞かれ「観音様のようですよ。分け隔てなく接してくれて、『みんな、ご飯食べに行こうぜ~!』みたいな感じ」と答えていた。

 竹中直人(61)は「稽古場はもう大変。若い人ばっかりで。自分は年寄りだなって思います。踊りのシーンが少ないといいな、って。とても勉強になって、ドキドキして毎日楽しいです」と現場の雰囲気を明かした。

 共演の浜野謙太、本仮屋ユイカ、小林タカ鹿、玉置孝匡、馬場徹、脚本・演出の倉持裕氏も出席した。舞台は5月7日から東京・Bunkamuraシアターコクーンで、6月10日から大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。