シンガー・ソングライター川島ケイジ(年齢非公表)が11日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールでスペシャルコンサート「Music is My Answer」を行った。

 川島は昨年8月にメジャーデビュー。今回が初のワンマンでのホールコンサートとなった。

 コンサートはデビューミニアルバム「KEIJI」収録の「woman“Wの悲劇より”」で幕を開けた。「タイトル通り僕という人間、僕の人生をみなさんにお届けします」と話し、会場を盛り上げた。スペシャルゲストには元宝塚の水夏希(44)が登場。「曲間に静寂があると不安にならない」の問いかけに「静寂も音楽です」と返答。会場からは「お~!」と感嘆の声が上がった。「The Lady Is A Tramp」では水をエスコートしたステップを踏み、「人生初ステップです」と照れながらも笑顔を見せた。

 川島のメジャーデビューのきっかけは、昨年末に亡くなった音楽プロデューサー石坂敬一氏との出会いにある。石坂氏は洋楽ではザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、国内では矢沢永吉、BOφWYなどを手がけた伝説的プロデューサーだ。

 コンサート最後のMCで「昨年末に会長(石坂)が亡くなりました。会長のおかげでメジャーデビューできました。このコンサートを楽しみしてくれていたので、どこかで見てくれていると思います。会長が好きだった曲『今人』を最後に歌いたいと思います」と話し、CD未発表の同曲を弾き語りで披露した。