俳優の高杉真宙(まひろ=20)が、キュートで色気もあると人気だ。

 小6でスカウトされた時は、女の子と間違われたほどの端正な顔立ち。他人から見ればうらやましいほどの顔立ちだが、かつて高杉は「自分の顔が嫌いで、顔が隠れるように前髪を伸ばしていた」と、高校時代を振り返っていた。

 09年にデビューした当初は「男の子なのにかわいい」方に寄っていたが、10代後半からは、ぐっと顔つきが変わってきた。

 今年、映画「PとJK」では、金髪の不良少年を演じた。どこか陰のある役どころと、思いを素直に伝えられない不器用さなどがはまっていた。少年から大人へという20歳らしい大人の魅力も増し、クールな横顔には色気を感じる。

 最新出演作「ReLIFE」では、ちょっとチャラい高校生を演じた。高杉とは対極にあるような役どころ。初日の舞台あいさつで共演者にかっこいい、かわいいなどと褒められると「ありがとうございます」と照れ、それ以上言えなくなってしまった。

 17歳のころ「別人になりたい。もっと演じたい」と話していた高杉。芝居への欲は、演じれば演じるほど出てきているようで、今後もいろんな表情を見せてもらえそうだ。