TBS系日曜劇場「小さな巨人」(日曜午後9時)の16日初回の平均視聴率が13・7%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べでわかった。  

  出世街道から外れた長谷川博己(40)演じるエリート捜査員を中心に、警察内部の権力闘争を熱く描いた骨太作品。謎解きを重視した警察ドラマとは一線を画した、今までにはない“リアルな警察の姿”そして“人”を写し出している。

 初回は、警視庁捜査一課係長の香坂(長谷川博己)は事件を次々に解決し、成功を収めていたが、前捜査一課長の三笠(春風亭昇太)との会食後に、飲酒運転の男を取り調べた際、男の車を傷付けてしまう。それがニュースになり、香坂は警察の名誉を傷付けたとして所轄への異動を命じられる。

 移動してきた所轄で、IT企業の社長・中田(桂文枝)が誘拐される事件が発生。香坂はこれまで同様に捜査をしようとするが、元部下の捜査一課長付運転担当・山田(岡田将生)に「所轄は後方支援。現場は本庁に任せて」と釘を刺される、という内容だった。