木村拓哉(44)が、SMAP解散について「形状がなくなっただけで、やってきたことは事実」との思いを語った。

 18日放送のテレビ朝日系「報道ステーション」では、木村拓哉のインタビューVTRがオンエアされた。今月29日に公開される主演映画「無限の住人」に関してのインタビュー中、富川悠太アナの「撮影中はまだSMAPの木村さんだったんですよね?」という質問から、木村は初めてSMAP解散について口を開いた。

 グループで活動していた当時は「自分が漕いでいなくても、力を抜いても、動いてなくても推進力はあった気がする」という木村。しかしソロとなり「推進力は自分次第と感じた」と、両肩にのしかかる重みが増したのを感じている様子。SMAPは28年間の活動に幕を下ろしたが、「形状がなくなっただけで、やってきた事は事実ですし、自分の中に“ない”ってことはそれこそない」と、SMAPとしての活動が自身の根底にあることを強調した。

 ただ、解散したことを引きずるつもりはなく「変に深刻になるようなメンタリティーだと、色んな事を望んでくれた人に失礼」と、すでに前を向いている。37万人の解散反対署名があった事については「気持ちを頂いたのにも関わらず、今の状態(解散)になったので、現場で表現する中で、お返しをしていかなければならないという気持ちがある」と、感謝の気持ちを述べた。

 今後について「よくばりにアンテナを張りたい。何かに秀でている訳ではないので」と謙虚に語った木村。「自分の中であんまり合格が出せない」と、現状には満足していないことを明かしたが、「だからこそ続けられる」と、それが自身の“推進力”になっているようだ。

 また後日談として、富川アナは打ち合わせしようと木村拓哉の元へ行ったら「打ち合わせはいらないっすよ。何でも話します」と、素直な気持ちを語ってくれた事を付け加えた。