俳優の石倉三郎(70)が、テレビドラマや映画などの中で喫煙シーンが減少している現状について「これは自主規制」だと明かした。

 19日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」は、石坂浩二主演、倉本聡脚本のシルバー層向け昼ドラ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)の内容が、現在のテレビ業界に対する批判に満ちているという話題を取り上げた。

 同ドラマの総集編を観たという石倉は、ドラマ内で喫煙シーンがたびたび登場することに驚いたという。「タバコ、バンバン吸ってるんですよ。これはうらやましいですね。民放にしては『へぇ~』と思うくらい。僕らは普通に(ドラマ)やってたって、タバコはまず吸わないですからね」と語った。

 喫煙シーンを放送しないことについては「これは自主規制なんですよね。(テレビ局側から)やめろとは言われてないんですけど、なんとなく控えちゃう」と説明したが、「(同ドラマは)そういう意味ではすごく自由に作ってるから、すごくうらやましい」と、現在は自由にドラマ制作することが難しくなっていることをうかがわせた。