日本の4人組ヘビーメタルバンド、LOUDNESS(ラウドネス)が、全米ツアーのために訪れたシカゴの空港で入国を拒否され帰国したことが20日、分かった。19日(現地時間)に公演を行う予定だったシカゴのライブハウスは、公式サイトで「米政権による外国人への入国審査方針が厳格化したため」と説明しており、トランプ大統領の新政策が影響した可能性もある。

 所属レコード会社によると、メンバー4人とスタッフ2人の計6人の一行は、18日未明(現地時間)にシカゴに到着。入国拒否されたため、数時間後に帰途に就いた。7カ所で公演予定だったが全て中止になった。年内にもあらためて全米ツアーを行う方針だ。

 所属事務所は「これまでは主催元などの招待状があれば、日本人は入国できていたので、今回も同じ段取りをしたが、『コンサートをする以上、就労ビザが必要だ』と言われたようだ」としている。ギター高崎晃(56)はツイッターで「27時間のフライトの末、ホームタウンへ戻った。無念」などとコメントした。