タレントのデヴィ夫人(77)が、インドネシアのスカルノ元大統領の夫人となるきっかけとなった偶然の出会いを明かした。

 デヴィ夫人は20日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演した。

 戦後の日本に生まれ、母子家庭で貧しい暮らしをしていた夫人は、夜間の定時制の学校に通い、日中は働いて家計を支えていたという。そして18歳のときにその美貌を買われ、赤坂にあった外国人セレブ御用達の超高級サパークラブで働くことに。そこでは当時のサラリーマンの月収を1日で稼ぐほどになり、18歳にして渋谷でバーを経営するまでになったそうだ。

 大きな転機が訪れたのは19歳のとき。スカルノ大統領がプライベートで日本を訪れていた際、夫人が友人と映画を観に行くため待ち合わせ場所に居た所に大統領一行が偶然通りかかり、見初められて「一緒にどうぞ」と声が掛かったという。その後、日本の歴史などにも詳しい大統領とすっかり意気投合し、22歳のときに結婚したと振り返った。

 まるで映画のような出来事に、ネプチューンの名倉潤は「めちゃくちゃキレイやったんやろうな」とため息。デヴィ夫人は「私はあの頃多分、世界的に有名でした」と堂々と語った。