ミュージシャンのGACKT(43)が21日、ブログを更新し「世界は深刻な問題が山積みだ。くだらないニュースを見て盛り上がったり喜んでいる場合じゃない」と訴えた。

 GACKTは、APLポーカー中国大会の日本団体戦メンバーとして招待を受け、19日から中国・北京に滞在していた。21日に北京空港から帰国したGACKTは、出発の2時間以上前に空港に到着しながら、出入国審査カウンターに長蛇の列が出来ていた上、職員がおしゃべりなどをしていて手続きが進まず、フライト直前に飛行機に乗る羽目になったことをつづり、同空港の対応の不手際に苦言を呈した。

 さらに「本当に驚くことが多かった」として「昼間に窓から外を見るとまるで雪が降っているかのような不思議な物体が空気中に浮いている」と紹介。店員に「雪が降っているのか?」と尋ねたところ「あれは大気汚染であーいうことが起きるんです・・・と、普通の顔をして言っている。いやいやいやいやそもそもおかしなことだろう」と疑問を呈した。

 さらに、そのことを中国の仲間に電話で問いかけたところ「環境汚染が酷いから北京には行かない方がいいよ」と普通に言われたとつづった。その上で「どういうことだ? こういうことに慣れすぎて感覚がおかしくなっているのか?(中略)全く理解できない。中国の環境問題はボクらが思っているよりもかなり深刻だ」とつづった。

 さらにGACKTは、以前に中国政府の人に違法コピーCDについて話をしたこと、今は違法コピーCDはなくなったものの、デパートには違法コピーゲームがあふれていることを紹介。「たった1日だったが本当に疲れた。世界は広い。ボクらは世界中にまだ知らないこと多くの問題点が溢れていることをまだ本当に理解していない」(コメントは全て原文のまま)と、憤りや疑問を交えながらも、世界の問題に目を向ける必要性を提言した。