新人演歌歌手の丘なる実が23日、東京・東大和市のスナック「海と大地」で恩返しのライブを行った。同スナックは、福島県から上京した丘が歌手になるまでアルバイトをしていた思い出の店。歌手を目指す丘の夢を同店の樫原社長が実現させようと作曲家のもりいずみに託し、今年2月のデビューにつながったという経緯がある。

 この日、丘はデビュー曲「赤い雀のブルース」を、集まった約30人と一緒に歌うなど盛り上げた。昭和の懐かしさを漂わせ、ハスキーボイスで本格的なブルースを歌い切る実力が評判を呼んでいる。樫原社長からは「今まで支えてくれた方々に歌で恩返しをして欲しい。頑張れ!」とエールを送られた。今でも毎月、「海と大地」でライブを開いており、感謝の思いとともにブレークを狙っている。