有村架純(24)主演のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」(月~土曜、午前8時)の新たな出演者発表会見が26日、都内で行われた。茨城から集団就職で東京に上京し、成長するヒロインを描く。元AKB48の島崎遥香(23)や、会見は欠席したが、古舘伊知郎の長男古舘佑太郎(26)が朝ドラに初出演することが発表された。

 茨城から集団就職で上京し、成長するヒロインを描く。今回、発表された出演者は、今後の東京編で登場する。島崎は佐々木蔵之介が演じるレストランのシェフの娘役。島崎は「役は跳ねっ返りのあぶれ娘。初登場シーンからヒロインに嫌みを言う娘。でも、本当はいい子。初めてみた時、嫌な女と思うかもしれませんが、最後まで温かい目でみてください」とあいさつした。役との共通点には「本当はこうじゃないのに、何で周りからこう思われるのか、というのはあります。強がりで、思っていない感情や言葉が出てしまうのは、自分にも思い当たる節が多々あります」と説明した。

 AKB48関係者では、昨年の朝ドラ「とと姉ちゃん」に川栄李奈が出演している。島崎は「見ていないんです。ライバル心もないです。今まで23年間、ライバルという人がいたことがないんです、それこそゆとり世代だと思います」と笑った。NHKの制作統括の菓子浩氏は「昨年8月にオーディションを行い、面白い印象だったので、本来は台本になかった役ですが、新たに役を作り、起用しました」と説明した。

 また、菓子氏は、古舘について「芝居の仕事を始めたばかりで、どういう芝居をするかという期待。あとは会って話したら、すごくピュアで、役柄とぴったり」と、起用理由を説明した。古舘は、和菓子店の1人息子を演じる。父を三宅裕司が演じるが、三宅の役名は柏木一郎。

 一方、有村は「東京編からヒロインのみね子も髪形、服装と外見の変化もありますが、出会いと別れの繰り返しで、みね子も成長していると感じます。それは周りのキャストの方とのキャッチボールで生まれる気持ちなので、お芝居をしていて楽しいです。みね子の中に自立と責任という言葉が芽生えています」とPRした。

 他に、会見には、同様に東京編で登場する三宅のほか、生田智子、白石美帆、竹内涼真、シシド・カフカ、浅香航大、岡山天音が出席した。