テツandトモのテツが、“恩師”である落語家の故・立川談志さんとの思い出を語り、涙を流した。

 テツandトモの2人は26日放送のNHK「ごごナマ」に生出演。談志さんとの思い出を振り返った。

 2人が談志さんに出会ったのはコンビ結成2年目のこと。NHKで放送されていたお笑い番組「爆笑オンエアバトル」の第1回チャンピオン大会に出場した際、審査員を務めた談志さんから高く評価され、以来、「いろいろと言葉を掛けてくださいまして、誘っていただくように」なったと語った。トモは11年11月に談志さんが亡くなった際、自身のブログで「僕達の節目にいつもいらして、温かいお言葉をくださるとても優しい師匠でした」と感謝の言葉をつづっていた。

 番組では、談志さんが生前、2人のために書き残したという手書きの歌詞を公開。トモは「飲みに連れて行ってくれたときに、談志師匠が『歌のネタもいいんだけど、普通の歌も2人で歌ってみたらどうだ。これどう?』と」と、談志さんから手渡されたものだと語った。

 「夢を持とう」といった内容の歌詞。「僕が作るのはおこがましいというか、大変失礼だと」という思いからこれまでその歌詞に一度もメロディーをつけたことがなかったというが、今回番組での公開にあわせ、トモ自身が作曲して弾き語りで初披露した。

 歌唱後、俳優の船越英一郎は「ちょっと、しみました」としみじみ。テツは「師匠に、『世間にどう言われてもね、俺が良いって言ってんだから良いんだよ』っていう言葉を頂いて、頑張っていこうと…」と語りながら涙を流したが、「でも(談志さんは)『2人で歌え』って言ってんのに、トモが1人で歌ってましたよね」と笑いを誘った。