マドンナ(58)が、自分の伝記映画が製作されるとの報道に対し、不満を露にした。

 マドンナは25日、インスタグラムで、「私が知っていることや経験したことなど、誰も知らないわ。私の物語を語れるのは私だけよ。そんなことをするのは皆、ペテン師かバカ者だわ。実際によく調べもしないで、すぐに得られる満足を探す。これは社会の病気ね」と批判した。

 今週、米映画会社ユニバーサル・スタジオが、デビュー当時のマドンナを描いた脚本「Blond Ambition」の権利を獲得し、映画化へ向けて動き出したと報じられた。同タイトルは、マドンナが1990年に行ったワールドツアー「Blond Ambition」から来ている。

 脚本は1980年代のニューヨークを舞台に、デビューアルバムをリリースした翌年、2枚目のアルバム「ライク・ア・バージン」でブレイクしたマドンナの当時の軌跡を追う。

 マドンナは2015年、英BBCラジオのインタビューで、将来、回顧録を執筆する可能性を示唆。「いつかは書くと思う。ネタもたくさんあるしね。アルバムは私の人生の一部に過ぎないけど、本を書くなら、人生の始まりから終わりまでをカバーすることになるわ」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)