沖縄・石垣島(石垣市)の自宅に大麻を隠し持っていたとして大麻取締法違反(所持)の罪に問われた元女優高樹沙耶被告(53=本名益戸育江)に27日、那覇地裁(潮海二郎裁判長)は懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。判決後、近くで異例の“公園会見”を約4分間だけ開いた高樹被告は涙を浮かべ、逮捕をありがたく思っていると胸中を話した。

<高樹被告をめぐる経緯>

 ▼16年6月22日 参院選出馬。第一声で「大麻は麻薬というイメージがあるがアメリカ、ヨーロッパでは医療現場で使っている」。7月10日の投開票で落選。

 ▼同10月7日 TBS系「爆報!THEフライデー」にVTR出演。石垣島での男性4人との同居生活を紹介し医療大麻に言及。

 ▼同10月25日 石垣島で大麻を隠し持っていたとして逮捕。「私のものではありません」と否認。

 ▼17年1月23日 初公判で「私のものではありません」と起訴事実を否認。同日保釈。那覇市内の友人宅に身を寄せる。