松井玲奈(25)清水富美加(22)がダブル主演の映画「笑う招き猫」(飯塚健監督)の初日舞台あいさつが29日、東京・新宿の新宿武蔵野館で行われた。

 2月に清水が宗教法人「幸福の科学」への出家を表明した後、公開自体も危ぶまれただけに、飯塚監督は「ご存じの通り、いろいろあって、だからこそ無事に初日を迎えられてうれしかった」と本音を明かした。PRキャンペーンでは松井が孤軍奮闘したといい、「その間、松井がすごく宣伝も1人で先頭になってくれて、頑張ってくれたり、こうして舞台あいさつができたり、いろんな思いがあるので、今日はすごくうれしい」と主役に感謝した。清水の不在について報道陣に問われた松井は、応じることなく笑顔で降壇した。

 松井と清水演じる女性お笑いコンビが、人生の岐路に立っていることを感じながら、夢と現実のはざまに生きる女性をおもしろおかしく演じた。タイトルにかけて「私は○○を招く」というトークテーマが展開されると、松井は「空耳ですね」と答えた。この日も、司会を務めたなすなかにしの那須晃行(36)が、イベント前に「トイレに入るの、不可能だった」と話しているのを、「トイレに福山雅治がいた」と聞き違え、「ここで1曲、歌ってくれるのかな」と妄想を張り巡らせていたことを打ち明けた。

 ほか落合モトキ(26)前野朋哉(31)飯塚監督が登壇した。