女優柴咲コウ(35)が主演し、4月30日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第17話の平均視聴率が、関東地区で11・0%だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は13・7%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 30日の回は、中野直之(矢本悠馬)は「種子島」を取り寄せ、井伊直虎(柴咲コウ)の前で実演してみせる。その威力に驚いた直虎は鍛冶の村・井平(いだいら)で生産しようと考える。その頃、龍潭寺で手習いを始めていた虎松(寺田心)は家臣の息子たちと五目並べに興じていた。周りの子供たちが気を遣って手加減しているのを知った直虎は激怒する。周りが手加減をしなくなり、負け続けの虎松はショックで寺に来なくなってしまう。そのことに往生した直虎は、再会したなぞの男(柳楽優弥)から「一度、勝たせてやれば勝つ楽しさを覚える」というアイデアをもらう。再びなつ(山口紗弥加)の息子・亥之助(荒井雄斗)と五目並べで相まみえる日、勝負をあきらめない虎松の姿を見たしの(貫地谷しほり)は、井伊直親(三浦春馬)の後を継げるよう鍛えて欲しいと昊天(小松和重)に頭を下げる。その矢先、直虎のもとに「種子島」が盗まれたとの一報が入る。盗んだのは小野政次(高橋一生)だった、という内容だった。