2012年に亡くなった米歌手ホイットニー・ヒューストンさんの娘で、2年前に亡くなったボビー・クリスティーナ・ブラウンさんの生涯が、テレビ映画化されることになった。

 「ボビー・クリスティーナ」というタイトルで、今夏ケーブルテレビ局「TV ONE」で放送されることが発表された。ヒューストンと歌手ボビー・ブラウンの間に1993年に長女として誕生したボビー・クリスティーナさんは、2015年1月に自宅の浴槽で意識不明で発見され、意識が戻らないまま同年7月に22歳の若さでこの世を去った。母ヒューストンさんもホテルの浴槽で倒れているのが発見され、死亡しており、母娘が同じような状況で亡くなったことに世間の注目が集まっていた。

 母の死後に婚約した兄妹のように育ったニック・ゴードンに殺人容疑が浮上し、死を招いた責任を問う訴訟で3600万ドルの賠償金を支払うよう命じられるなど、波瀾(はらん)万丈人生や家族などに焦点を当てた内容になるという。

 ボビー・クリスティーナさん役にはドラマ「ハーレーはド真ん中」で知られる女優ジョイ・ロバリスが抜てきされ、歌手で女優のデメトリア・マッキンニーがヒューストンさんを演じるという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)