俳優中野裕太(31)が1日、都内で主演映画「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」(谷内田彰久監督、5月27日公開)の舞台あいさつを行った。

 フェイスブックを通して知り合った、日本のアニメやテレビが大好きな台湾人女性と、恋愛に奥手な日本人男性の、ノンフィクション・ラブストーリー。2人のフェイスブックをまとめた同名のフォトブックが原作で、相手役は台湾人女優、ジェン・マンシュー(28)。

 中野は「この映画のために90分を使うと、その日の残り時間を笑顔で過ごせる。彼氏彼女と来ていたら、一緒に手をつないで帰る空気になっちゃいます」と、ほのぼのした作品の魅力を語った。

 監督は「(試写会限定で)好きなシーンだと思ったら、携帯で撮っていただいて構わないです」と発言。通常映画館では携帯の電源オフがマナーだが、時代の流れをくみ、珍しいSNSでの拡散を呼びかけた。「90分全部は撮らないでくださいね。このあと『映画泥棒(劇場で流れる、盗撮防止を呼びかけるCM)』、流れますけど」と続け、笑いを誘った。

 モデルとなった茂木夫妻(茂木洋路さん、リンさん)、台湾で活躍する日本人俳優岡本孝(32)も登壇した。