俳優淵上泰史(33)とBOYS AND MEN(ボイメン)の田中俊介(27)がダブル主演する映画「ダブルミンツ」(内田英治監督、6月3日公開)の完成披露舞台あいさつが11日、都内で行われ、2人のほか田中の高校生時代を演じた須賀健太(22)らが出席した。

 高校時代にいじめっ子といじめられっ子の関係だった2人が、大人になって再会し、犯罪に手を染めていく物語。2人の関係にはボーイズラブ(BL)要素も含まれる。

 映画初主演となる淵上は、いじめられる側を演じた。しかし、マネジャーの勘違いでいじめっ子役と聞いていたと明かし、「(マネジャーに)雷落としました」と笑わせた。

 田中はクランクインの1年以上前から役をもらっており、役作りのため1年で14キロ減量したという。しかし監督から「痩せすぎ」と注意され、3キロ増量したエピソードを披露した。

 須賀は、共演の小木茂光(55)と子役時代に親子役で共演したことがあるという。今作では師弟関係にあるやくざを演じたが、「まさかパパとこういう関係になるとは」と笑っていた。

 また淵上は、撮影中だった昨年秋に母を亡くしていたことを明かした。「帰るわけにもいかず、耐えながらやった作品なので」と、作品にかける思いを口にした。

 淵上の高校生時代を演じた川籠石(かわごいし)駿平(22)も出席した。