石原裕次郎さんの生まれ故郷、神戸を舞台にした「第2回 KOBE裕次郎映画祭」(主催・日刊スポーツ新聞社、特別協賛・宝酒造)の前夜祭が12日、神戸市中央区の神戸朝日ホールで行われた。裕次郎さんの懐かしい歌声が響き、女性ファンを魅了した足長スタイルを強調するかのようなスーツ姿の“裕ちゃん”写真32枚が出迎える。

 開場1時間半前に到着した明石市の篠田秀子さん(71)と、山本和子さん(75)は、「去年も全部(一番乗りで)見ました。今年もどうしても一番に入りたかった」と笑顔で、写真に見入った。

 神戸開港150年の今年は「港と海」をテーマに作品投票を募り、上映作を決定。前夜祭では全編神戸で撮影された「赤い波止場」(58年)が公開された。

 映画祭は14日まで。13日はファン投票3位の「鷲と鷹」(57年)、同2位「夜霧のブルース」(63年)が、14日は同4位「太平洋ひとりぼっち」(63年)と、同1位「泣かせるぜ」(65年)が上映される。両日とも、当日券が発売される。