女優松風理咲(りさき=16)が20日、都内で、初主演映画「トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡」(杉山泰一監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 映画のテーマ「ローカル線が日本中に届けたいメッセージ」にちなみ、出演者が「思いをつなぎたい人」へのメッセージを披露。松風は海外留学中の姉を指名し「すごく仲が良いので会えなくて寂しいです。帰ってきたら一緒に映画を見に行けたらいいな」。姉も、妹の活躍を喜んでいるようで「向こうでも私のことを(知り合いに)言ってくれたりしているので、帰ってきて話すのが楽しみです」と笑顔を見せた。

 富田靖子(48)から「2階から玄関に走ってくるシーンが本当にかわいかった」、有野晋哉(45)から「ベッドの上で足をばたつかせているシーンが最高だった」と絶賛されると、松風は「自分では考えていなかったです」と照れ笑いを浮かべた。

 同作は、1923年から地元の人に愛され続けている千葉・銚子電鉄が題材。5年後には開通100年目だが、元気に節目の年を迎えられるように、映画のキャンペーンで応援キャッチフレーズが募集された。全264作品から「このトモシビは消えない。銚子電鉄」に決定。近日より同キャッチフレーズを掲げた電車が走行する。