「鬼平犯科帳」など時代劇を制作した元フジテレビプロデューサー能村庸一(のむら・よういち)氏が13日午後5時26分、左腎細胞がんのため都内の病院で亡くなった。

 76歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻雅子(まさこ)さん。63年にフジテレビ入社。アナウンサーを経て、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「御家人斬九郎」「仕掛人・藤枝梅安」など多くの時代劇の企画、制作を担当。退社後もプロデューサーとして活動し、手掛けた作品はレギュラー番組約20本、単発は約100本。著書は「実録テレビ時代劇史」。