米俳優ブラッド・ピット(53)が22日、都内で動画配信サービス「ネットフリックス」で配信する主演映画「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」(デビッド・ミショッド監督、26日配信開始)の来日会見に出席した。

 アフガニスタン戦争を指揮する陸軍大将で、自分のこっけいな言動に気付かない「はだかの王様」的な役を演じた。

 「監督と話し合いながら(キャラクターを)作った。話し合いの中で大いに笑った。戦争のこっけいさ、おかしさを表現するには将軍自らの面白さを、というところから作り出した。走り方は監督をまねた。彼の方がうまい(笑い)」。

 ダボダボの短パンを、腰高の位置ではく場面は「僕のアイデアです」と明かした。「みんなでそうやってはいて、日本で流行を作りましょう。みんなで団結して下さい」。ミショッド監督も「極力大きめの短パンを用意して、上に上がるところまではいて下さい」とジョークで畳みかけ、会場を沸かせた。

 序盤はコミカルな場面が多く、物語が進むにつれ戦争の不条理さが浮き彫りになる異色の戦争映画。プロデューサーを務めるピットが、ネットフリックスとの映画製作に関わるのは初めてで「ネットフリックスと組まなかったら作られなかったか、6分の1の予算で作っただろう作品。(おかげで)大胆なものを作れたと思う」と初タッグの手応えを感じていた。

 共同プロデューサーのデデ・ガードナー氏、ジェレミー・クライナー氏も出席した。