米音楽誌ビルボードが主催する音楽賞「2017ビルボード・ミュージック・アワード」が21日、米ラスベガスで開催され、ドレイクが2012年にアデルが樹立した12部門受賞の記録を破り、最多13部門を受賞する快挙を達成した。

 人気デュオのザ・チェインスモーカーズとともに最多22部門にノミネートされていたドレイクは、トップ・アーティストを初受賞するなど今年の賞を総なめした。ドレイクはベラージオ・ホテル前の噴水の上で大迫力のパフォーマンスを行い、ステージには祝福に駆けつけた父親も登場して大きな話題となった。

 ザ・チェインスモーカーズは、トップ・ダンス/エレクトロニック・アーティスト賞など4部門に終わった。ステージには他にもマイリー・サイラスやブルーノ・マーズら豪華アーティストが登場してパフォーマンスを披露。セリーヌ・ディオンは映画「タイタニック」(97年)の20周年を記念してテーマ曲「My Heart Will Go On」を熱唱し、迫力ある歌声に会場はスタンディングオベーションとなった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)