「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2017」の代表を務める俳優、別所哲也(51)が23日、都庁へ小池百合子東京都知事を表敬訪問した。

 「ショート-」は、米アカデミー賞公認の国際短編映画祭。6月1日から都内各所と横浜市で開催され、全プログラムを無料で楽しむことができる。

 別所は映画祭を「世界の映像作家の皆さんにここ東京に集っていただき、半ば国際会議のよう」と説明した。小池都知事は「いいですね」と賛同し、「東京はあらゆる国のお食事が楽しめる町。ダイバーシティと私はよく言いますけど、食から取り入れている。みんなホームだと思うんじゃないかしら」と、東京の魅力に自信をのぞかせた。

 別所は訪問を終えて「僕はショートフィルムを『サプリメントムービー』と言っているんですけど、ほっとしたり、ドキッとしたり、涙したり笑ったり、自分と共感できる作品に出会っていただけると思う。できれば都知事にも、都議選前で忙しいとは思うけれど、見ていただいて、ほっとしていただきたい」と話した。

 短編映画の魅力について聞かれると「短さの中で想像できる世界観。俳句とか短歌とかと同じ、凝縮された“削りの美学”。削った世界観の中で、ご覧いただく方とどうイマジネーションでつながるかが魅力」と熱弁した。