亀梨和也(31)が24日、東京・明治大学駿河台キャンパスで行われた映画「美しい星」(吉田大八監督、26日公開)の特別イベントに出席した。

 同大文学部文芸メディア専攻の伊藤氏貴氏が、映画の原作SF小説を著した三島由紀夫についての解説をしている授業中に、主演のリリー・フランキー、吉田監督とともにサプライズで教室に登場した。女子大生たちから大歓声を浴びた。

 リリーは「よかったです。亀梨くんがいなかったらこの『キャー』もないと思う。サプライズとして弱すぎるから」と安堵(あんど)した表情を見せた。「今日は、学生さんたちの授業の時間を、だまして映画の宣伝に使わせていただくということです」とおどけると、亀梨から「だましてないです!」と突っ込まれた。

 リリーから「女子大生いっぱいいますよ」と声を掛けられると、亀梨は「勝手に全員男子だと思っていました。大学の授業とか、なんか緊張しますね。僕は大学行ってないので。こんな感じなんですね」と話した。一方のリリーは伊藤氏に向かって「先生は作家でもあられるし、まだ若いですよね。やっぱり、学生とかといろいろあったりするんですか?」と尋ね、たじたじにさせていた。

 その後は学生からの質問に答えた。「亀梨さんは野心家なんですか」と聞かれると、「それを一番トップに掲げてやっているわけではないと思いますけど、子供の頃、うちの家庭は裕福ではなくて、プロ野球選手になって、大きいおうち立てたいみたいなことは考えていました。芸能界入った後も、バックダンサーとかで踊っている時、前の人たちを見て、ああいう衣装着たいとか、マイク持ちたいっていう感情の中でお仕事させていただいてました」と答えた。その上で「今でもそれは頭の中でありながらお仕事させていただいています」と付け加えた。リリーからは「亀梨くんは野心家というよりも男らしいというか、たくましいよね」と言われた。

 リリーは学生相手に、得意の下ネタを連発。おしりを出すシーンについて聞かれると、「映画に出ると、3回に1回は出しているんですよね~」と笑わせ、亀梨からは「きれいなおしりですよね、リリーさんの」と褒められた。さらに「最期は童貞の人に当てます。童貞の人~?」と尋ねて挙手を求めた。教室の中央に座っていた男子学生が手を挙げると、「では、そちらの白いメガネの童貞の人。童貞だよね?」と確認。「童貞です」と返されると、「信用できる! かわいいぞ~」と楽しんでいた。