作家・東川篤哉氏原作の小説で、嵐の櫻井翔主演で実写ドラマ&映画化された小説「謎解きはディナーのあとで」がオーディオブックになる。

 ラジオ大阪とオーディオブック配信サービスなどを行うオトバンクが共同制作するもので、27日からオーディオブック配信サービス「FeBe」にて販売を開始。総作品時間は、約9時間にも及ぶ。

 ドラマと映画で櫻井が演じた影山を浪川大輔、北川景子が演じた宝生麗子を、「けものフレンズ」でヒグマを演じた松井恵理子が演じる。新米刑事ながら社長令嬢の宝生麗子と、宝生家の執事ながら名推理を展開する影山の掛け合いを、人気声優2人が音声だけでどう演じるか注目だ。浪川と松井は、コメントを発表した。

 浪川 作業的には膨大でしたが物語に深く携わることができて楽しかったです。とても有名な作品でさまざまな媒体がありますが、ぜひオーディオブックという形も楽しんでもらえればと思います。よろしくお願いいたします!

 松井 今回演じさせていただいた、宝生麗子さんはお嬢様であったり警察官であったりと多様な要素があるキャラクターです。また表情がコロコロと変わっているのが思い浮かぶようなとてもかわいらしい方でしたので、その繊細な性格のバランスを演じるのが大変でした。影山さんや風祭警部との独特な掛け合いがとても楽しかったので、ぜひ聴いていただけたらうれしいです。ミステリの世界を楽しんでくださいね。

 また、ドラマで椎名桔平が演じた風祭京一郎を白井悠介が演じる。

 白井 今回オーディオブックということで、小説に声を入れさせていただいたわけですが、ドラマ化もされている作品だったので、そのイメージに捕らわれすぎないよう気をつけました。風祭はわかりやすいお調子者ではありますが、32歳と意外といい歳をしているので子供っぽくならないように意識しながら収録させていただきました!!麗子との掛け合いも面白いものになっていると思いますので聴いていただけるとうれしいです。よろしくお願いします!!

 朗読は岩田光央が担当する。

 岩田 今回、小説丸々一冊の朗読ということは初めてなので、正直どんな感じになるのか未知数でした。いざ、台本をいただいて、まず思ったことは、その量の多さにビックリ!驚きました。予習をすれどもすれども、全然減っていかないんです(笑い)こんな経験は初めて!その状況はまさに収録のトライアスロンと言った感じでしょうか。持久力、集中力、体力の勝負でした。ですから、やりがい、達成感というものは、いやいや半端ないですよ!(笑)それに内容が本当に素晴らしいミステリだったので、読んでいて楽しいこと楽しいこと。皆さん、岩田の渾身(こんしん)の朗読、ぜひ!聴いてみてください!