福士蒼汰(23)の主演映画「ちょっと今から仕事やめてくる」が27日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

 東京出身の福士だが、劇中では一貫して大阪弁を披露。成島出監督(50)から「昨日の大阪の試写会ではお客さんがみんなマル印を出してくれた。大阪弁が完璧だった証拠です」とお墨付きをもらい思わず笑顔を見せた。

 バヌアツ共和国でのロケもあり、現地語もしゃべって見せた福士は「言語を勉強すること嫌いじゃないんです」と照れ笑いした。

 一方、三枚目ぶりを暴露されたのは共演の工藤阿須加(25)だ。

 並んで立った小池栄子(36)が「さっきから工藤君すごくうれしそうなの。この前の完成試写会では『福士君のプラカードばかりで僕のが無い』とこぼしていたんだけど、今日はけっこう工藤君のがあって『すごくうれしい』って」と明かし、工藤は「ホントにホッとしました」と苦笑いした。そこに吉田鋼太郎(58)がかぶせるように「俺のは今日もないし、この前もなかった」と笑わせた。

 あいさつの最後に成島監督が「撮影中は吉田さんが演じた劇中のパワハラ上司みたいにずっとしかりっぱなしだったけど、福士君も工藤君も驚くほど成長したと思う。日本映画界の宝になると思う」と心のこもったメッセージをおくると、思わず2人が涙するひと幕もあった。