はなわ(40)が28日、都内で、13年ぶりの新曲「お義父さん」の発売イベントを行った。

 もとは16年3月に妻智子さんの誕生日に贈った曲だったが「マネジャーの提案でライブのアンコールで歌ってみたら、会場中からすすり泣く声が聞こえた」と手応えを得て、今年3月に動画投稿サイト「YouTube」で公開すると、20日間で再生回数が100万回を突破して、話題となっていた。

 智子さんが2歳の時に家を去ったため、「顔も知らない」という義父に、優しく語りかけるような歌詞になっている。智子さんが送ってきたこれまでの人生や義父への感謝の気持ちも歌っている。

 曲のおかげで義父とも対面できた。智子さんに曲を披露したところ「1週間前に親戚から『お父さんが末期がんで、智子に会いたがっている』と連絡があった」と打ち明けられた。「(智子さんは)僕に迷惑かけちゃうと思ってお断りしたらしいけど、その1週間後に僕がお父さんの歌を歌うもんだから、びっくりしちゃって。そのあと2人で会いに行きました。この曲がなければ、そんな電話があったことも知らなかった。不思議な力があります」。

 ライブには約500人が詰めかけ、「泣いている方もいて、僕も感極まりました」と喜んだ。

 結婚が報じられた陣内智則(43)の話を振られると「陣内さんにも(披露宴で)ピアノで弾き語りしていただけたら」と笑いを誘ったが、「僕の同世代で子育てを頑張っているママたちに聞いてほしい」と真剣に呼びかけた。