米俳優トム・クルーズ(55)が、大ヒット映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6弾の撮影中にスタントに失敗して壁に激突したことが報じられていたが、足首の骨を2本折る全治数カ月の重傷だったことが明らかになった。

 英ロンドンで行われていた撮影で、クルーズは命綱をつけて建物の屋上から屋上に飛び移る大ジャンプに挑戦。しかし、距離が足りずに壁に激突した。自力で何とか屋上に這い上がるも、その後はうずくまって歩くのもままならない様子が目撃されていた。

 関係者によると、クルーズの負傷を受けて撮影を4カ月休止することが決まり、2018年夏の公開も延期される可能性が濃厚。クルーズは前作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(15年)の撮影ではスタントなし離陸する軍用機にしがみつくシーンに挑むなど、自ら過酷なアクションシーンを演じてきたが、今回の一件で今後はスタント禁止令が下される可能性もありそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)