女優柴咲コウ(35)が主演し、20日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第33話の平均視聴率が、関東地区で12・4%だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は12・0%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 20日の回は、徳川と内通していた井伊直虎(柴咲コウ)と小野政次(高橋一生)は、約束通り徳川勢の井伊谷への進軍を受け入れようとするが、その軍勢に向かって突然矢が放たれる。徳川の先導役を務めていた近藤康用(橋本じゅん)の罠だった。徳川勢に弓を引いた罪を政次に押しつけ、井伊谷をわがものにしようと企んだのだ。政次の潔白を主張する直虎は牢に閉じ込められるが、そこに現れたのは他でもない徳川家康(阿部サダヲ)だった、という内容だった。