俳優田中要次(54)が19日、東京・新宿武蔵野館で初主演映画「蠱毒(こどく)ミートボールマシン」(西村喜廣監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 映画の舞台あいさつでセンターに立つのは初めてだといい「何を話せばいいのか非常に心臓がバクバクしてます」と緊張気味に話すと、客席からは拍手が起こった。同映画は3月に行われた世界最大規模の映画祭である米・テキサスの「サウス・バイ・サウスウエスト映画祭」で日本映画唯一のワールドプレミア上映を果たすなど、約50の海外映画祭から招待されている。そうした現状に驚きを隠せない様子で「正直、この映画は低予算でした。海外の映画祭に行けたらいいねって言っていたら、すごいですね。ベルギーのブリュッセルと韓国の富川に行ってきましたけど、すごい大盛況で。本当に驚くぐらいすごい映画祭に招かれています」と喜んだ。

 満を持しての日本での初日を迎え、「今日からが勝負ですからね。本国でどれだけ反響を得るかっていうところ。ロングランになることを願っております。どうかお力を貸してください」と話した。

 同映画は、西村監督が特撮・造形を務めた05年公開の「MEATBALL MACHINE~ミートボールマシン~」のオマージュ作品。ヒーローアクションやバイオレンスに、エロスや純愛ロマンスなどを詰め込んだスプラッター映画となっている。

 ヒロイン役を務めた百合沙(25)は上半身裸になるセクシーシーンにも挑戦した。西村監督から「今日、みんなが乳首の色を確認しますよ」と突っ込まれると「よろしくお願いします。いい色って書いておいてください」と返して笑わせた。

 ほか、川瀬陽太(47)三元雅芸(40)屋敷紘子(39)栄島智(42)矢部太郎(40)若林美保(38)芦原健介(37)石川ゆうや(43)島津健太郎(48)も登壇した。