トレーニングジムのライザップで30キロの減量に成功した、お笑いタレント松村邦洋(50)が13日、都内で同社の新CM発表会に出席した。

 今年1月からの8カ月間で110キロの体重を80キロに落とした松村は、3ピースのスーツ姿でモデルばりのウオーキングで登場。「スーツを着るのなんて、成人式以来ですね。今までは、着たい服より着られるサイズの服でしたからね。痩せてよかった。幸せです」と笑顔を見せた。

 80キロにまで体重が落ちたのは、軟式野球をやっていた高校3年以来。「お腹がへこんで、靴下を自分ではけるようになりました。あと、首がなかったのが、出てきました」。胆石で入院中の出川哲朗の見舞いに行った際には、カツラを被っていたこともあって、すぐに気づかれなかったという。

 そして出川、ウド鈴木、ビートたけし、西田敏行、津川雅彦、片岡鶴太郎、掛布雅之、川藤孝三、達川光男、吉田義男、板東英二、安倍晋三首相、麻生太郎副首相らのものまねを披露。「110キロから100キロまでは2カ月くらいでスムーズにいきました。90キロを切ってからは、1キロを落とすのに大苦戦しました」。デビューして30年近く、デブキャラを売りにしていたが「太っている方がいいこともあるだろうけど、痩せてリセットして新しい物が出せれば」と新たな意欲を見せた。

 09年には東京マラソンを走っている最中に倒れて心肺停止になり死にかけた。松村は「健康が一番。命あってのものだね、命あってのものまね。健康でないと、全てが始まらない」。マラソン再挑戦には「やめておきます。(当時の)石原(慎太郎)都知事をあそこまで追い込んだのは、僕かもしれない。小池百合子知事に迷惑を掛けたくないから」。そして「今は野球をやりたいですね。キャッチャーをやって盗塁を刺したい。今までは糖類でしたから」と笑わせた。