妻夫木聡(36)主演の映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」が16日、公開初日を迎え、妻夫木と水原希子(26)が都内で初日舞台あいさつを行った。

 “奥田民生みたいに飾らない男”に憧れる雑誌編集者が、仕事で出会ったファッションプレスの女性に文字通り狂わされるラブコメディー。

 水原は役さながら、セクシーな黒のビスチェ姿で登場した。登壇するや「昨日なかなか寝られなくて、気合を入れるためにこの格好で来たんですけど、朝から刺激が強すぎたかな」。妻夫木が観客に「これ私服らしいですよ!」と明かすと、「私、普通の服持ってないんです」と赤面していた。

 妻夫木は、熱烈カープファンで知られる奥田民生にちなみ「(優勝目前の)カープに便乗して、この映画もヒットするといいな~」とポツリ。原作にほれ込み自ら映画化を提案した作品とあり、「これでヒットしなかったら東宝さんが今後仕事してくれなくなる」「今日やけにホリプロの人(スタッフ)が多いのはそういうこと」と戦々恐々だった。

 劇中歌には奥田民生の楽曲が多数使用されている。奥田は舞台あいさつには不参加だったが、妻夫木へギターのサプライズプレセントを用意していた。運び込まれたサイン入りギターを見た妻夫木は「まじで!本当に、ちょうどアコギが欲しかったんです。でもこれは弾かずに飾っておこうかな、手垢が付いちゃう」と大喜び。水原が「私もサインしましょうか?」とちゃかすと、「本当にごめん、(ギターの)裏でもいい?」とまじめに答えて、笑いを誘った。