タモリ(72)が25日、都内のNHKで、一緒に司会を務める京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長と「NHKスペシャル シリーズ人体 神秘の巨大ネットワーク プロローグ」(30日午後9時)の会見に出席した。同シリーズは、臓器同士のネットワークをテーマに来年3月まで全8回放送される。

 タモリは89年にも同局で人体をテーマにした番組の司会を務めている。「28年の間に驚異的な映像技術の進歩があり、28年の歳月はすごいと思っています。すごい映像が出てくるので楽しみにしてください」とあいさつした。また、山中氏との共演に「大変、有名なものすごい先生とこういう運びになって大変うれしい」と語った。

 山中氏は「28年前は研究を始めた年。ワクワクしながらタモリさんの番組を見たのが昨日のことのよう。共演がタモリさんと聞き、ラッキーと喜びました。この番組を見て、医学、生命科学を目指す若者が出るよう頑張っていきたい。僕も知らない事がたくさんあり焦りました。まさに最前線」と述べた。

 アシスタントを久保田祐佳アナが務める。出産後、復帰初仕事。タモリとは08年から12年まで「ブラタモリ」で共演した。「08年かた10年近くたって、結婚して、出産して、またタモリさんとご一緒できる。ご縁を感じています」と感慨深げに語った。タモリは久保田アナに「そろそろお局様になろうかと。すごい変化に感慨深い」と笑顔を見せた。

 一方、タモリが現在も出演する「ブラタモリ」では、ナレーションをジャニーズ事務所を独立した元SMAPの草なぎ剛が務めている。報道陣から草なぎについて「人体的にどう思うか」という変化球ぎみの質問も飛んだ。タモリは「ちょっと分からないです。人体的には大丈夫だと思います」と大笑い。さらに「エールを」と言われると「連絡があれば伝えます」と答えた。