俳優鈴木亮平(34)主演の来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」(1月7日スタート、日曜午後8時)の新たな出演者発表会見が3日、都内で行われ、関ジャニ∞錦戸亮(32)が、西郷隆盛の弟西郷従道を演じることが発表された。錦戸の大河出演は初めて。

 錦戸は鈴木と会って早々、「『俺ら似ている?』と言われましたが、やっていけば似ていくと思う。大河ドラマは初めてですが、きっちり役割を果たし、精いっぱい頑張りたい」とあいさつした。

 また「今までカツラを付け、着物を着て芝居をしたことが2回ぐらいありましたが、全部タイムスリップして、現代に1人で来ている役。だからカツラや着物の苦しみを誰とも共有できませんでしたが、今回は共有できるのでうれしい」と語った。大河出演を聞いた時には「ジャニーズのオーディションを受けて約20年たちますが、20年やって、やっと本格派の時代劇に出られるというのは、20年かかったなとも思った。作品では、いい感じでできたらいい」と語った。

 鈴木は「一番驚いたのは従道。西郷さんの肖像画のモデルの半分は従道と言われるくらい似ていたらしく、僕にそっくりな人かと思ったら、まさかの亮君。でも、何かしらの狙いがあると思うし、やっていくうちに兄弟に見えると思う」と語った。また「錦戸君は美男子だけでなくすてきな芝居をする人。兄弟の絆をしっかり描いていきたい」と語った。

 会見には、隆盛の妻を演じる二階堂ふみのほか、井戸田潤、田中道子、ミムラ、藤木直人、竜雷太、佐野史郎、伊武雅刀も出席した。会見は欠席したが、又吉直樹と尾上菊之助も出演する。又吉は徳川家定を演じる。

 一方、不倫問題で同作を降板した斉藤由貴について、NHKの制作統括の桜井賢氏は「とても残念なこと」とした上で、後任を「今、調整しているところ」とし、11月の撮影に向け、今月中には決めたいとした。斉藤は篤姫の教育係である幾島(いくしま)を演じる予定だった。