俳優の梅沢富美男(66)が、ハリウッド重鎮のセクハラ騒動を受け、日本のテレビ・映画界に向けて警告した。

 18日放送のフジテレビ系「バイキング」は、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)が女優やモデルらに過去30年にわたってセクハラや性的暴行を加えてきたことが発覚し、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーから追放された騒動を取り上げた。

 映画評論家の有村昆氏は、「恋におちたシェイクスピア」(98年)や「シカゴ」(02年)など数々のアカデミー賞作品をこの世に送り出してきたワインスタイン氏(65)の華々しい経歴を紹介し、「有名になりたい俳優、監督、脚本家が彼にどんどん近づいていって、どんどんオスカーを取っていった」と説明すると、俳優の坂上忍は「確かにワインスタイン氏がやったことはダメなことですけど、逆もあるでしょ、って。女優さんの方から行ったパターンもあるんじゃないですか」と、女優側から“性接待”を持ちかけたケースもあるのではと疑った。

 梅沢は「枕営業なんていう言葉は、この業界は飛び交う。こんなことは昔からじゃないの。言っていいならしゃべるけど、こんなことやってるヤツなんていっぱいいるよ」と断言。「気をつけろ、日本のテレビ局も映画界も」とコメントした。