NHKは18日、来年の大河ドラマ「西郷どん」(1月7日スタート、日曜午後8時)を不倫問題で出演を辞退した斉藤由貴(51)の代わりに、女優南野陽子(50)を起用すると発表した。南野の大河ドラマ出演は88年の「武田信玄」以来30年ぶり2度目となる。

 作品は鈴木亮平が演じる西郷隆盛が主人公。南野は斉藤が演じる予定だった、のちに13代将軍徳川家定に嫁ぐ篤姫の教育係である幾島(いくしま)を演じる。収録は11月から始まる。

 斉藤は9月11日に50代医師との不倫を認め、NHKも同月21日に「所属事務所から本日、出演を辞退したいという申し出がありました。これを受けて検討し、予定通り、ご出演をいただくのは難しいと判断し、出演者を変更することにしました」と発表。早急に後任の選考をするとしていた。

 NHKは、斉藤が初回のゲストとして収録したBSプレミアム「ザ・プロファイラー」(10月5日スタート、木曜午後9時)の内容を差し替えて放送した。レギュラー出演するEテレ「高校講座 物理基礎」(水曜午後2時20分)も、収録済みの11月22日放送分まで放送し、その後の出演はないと発表していた。