映画「斉木楠雄のΨ難」(21日公開)の福田雄一監督(49)が19日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を行った。

 主演の山崎賢人(23)をはじめ、作品のキャスティングについて聞かれた福田監督は「キャスティングはほぼほぼ、妻に伝えられたのをプロデューサーに、まんま言ってます。今回も『山崎賢人でいきなさい。伸びるよ』と言ったのは妻です。山崎くんが有名になる前で、僕は知らなかったころです」と明かした。

 妻について「業界にいたわけでもなく、ただの専業主婦です。専業主婦といっても、掃除も洗濯も料理もしないので、ただの主婦なんですが、ただの主婦が天才なんですよ。ほぼほぼ仕事は妻の指示でやっています」と言うと、記者たちからは笑いが起こった。

 出演者のムロツヨシについて、記者が「ジーン・ワイルダーのようだった」と、往年の米コメディー俳優を挙げると、福田は「うそだ? ほんとに? そんなこと言われてすごい喜ぶでしょうね」と驚いていた。

 前作「銀魂」の中国でのヒットをどう思うかと聞かれ、福田監督は「アメリカ(でのヒット)が良かったな。中国でもヒットするとアメリカでも注目されるんですかね」と、記者に逆質問。「『サタデー・ナイト・ライブ』のコント作家がやりたいとずっと言っていて、アメリカで仕事がしたいんですよ。自分のお笑いが世界的なものであればいいという希望はある」と、米人気バラエティー番組を挙げながら語った。